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2011年 02月 28日
早いもので2月も今日で最終日。
今月は読書のはかどらなかった月でした。 いえ、別に忙しかったわけでも何でも無いんですが、読み始めたある本がどうも性に合わなくて結局長い間四苦八苦しながら半分ぐらい読んだ時点で断念したりとか。 ということで、今月は2冊だけです(驚)。 1. Naming the Bones by Louise Welsh 初めて読んだ作家ですが、なかなか気に入りました。 大学の研究員であるMurrayはサバティカル(研究休暇)を取ってあまり名の知れないArchie Lunanという詩人の短い生涯と作品についての本を執筆する予定にしている。 グラスゴー大学で教鞭を執るMurrayは上司で学部長であるFergusの妻、Rachelと不倫関係にあるのだが、研究休暇に入る寸前に彼女から別れを告げられる。 エジンバラのスコットランドの国立図書館でのリサーチで行き詰ったMurrayはArchieが若い生涯を閉じたLismore島にリサーチの旅に出かけるのだが… Lismore島(実在の島です)の雰囲気がよく描かれているのと、読み始めとはぜんぜん違う方向に物語が展開していくのが面白かった。 この作家の作品ほかにも読んでみようっと。 2.貴婦人Aの蘇生 大好きな小川洋子さんの作品。 ロシア皇女アナスタシアを題材にした作品は小説やノンフィクション、はたまたアニメーションまで色々ありますが、この作品は作者の一味違った取り扱い方で面白かったです。 珍しく舞台は日本、とわかる筋書き。 主人公の伯父が趣味の剥製コレクションのホッキョクグマの口に頭を突っ込むような格好でなくなった後、彼女は伯父のロシア人の妻であるユーリ伯母さんと暮らすことになる。 ユーリ伯母さんは趣味の手品のほかはほとんどの時間を伯父さんが残した剥製に赤い糸で"A"という刺繍をすることに費やしている。 ユーリ伯母さんはどうやら自分がロマノフ王朝の皇女アナスタシアだと思い込んでいるようだ。 果たしてこれは伯母さんの思い込みなのか、それともアナスタシアは本当に生き延びて日本に亡命し、ユーリ伯母さんとして生き続けたのだろうか。 伯母さんのほかにも主人公のボーイフレンドで強迫神経症に悩むニコなど『失われたもの』を取り戻そうとする人たちが繰り広げる物語。 小川洋子さん、やっぱり好きな作家です。 今月は本の数が少ないので、ちょっと変わった話題を。 しばし暖かくなり日も長くなってきたので春の予感♪と思っていたらまたズドーンと冷たい雨の毎日に突き落とされたロンドンですがイギリスではなんで使い捨てカイロって売ってないのかしら、と思っていた矢先。 ツイッターで『イギリスでホカロンのモニターを探しています』という呼びかけを目にして、すぐに応募してみました。 おおお、ほんとだー。 これ、実はイギリス最大手(たぶん)のBootsの湯たんぽ売り場で売ってるんですって。 早速使ってみました。 今までイギリスの人と同じように寝るときは湯たんぽ(Hot water bottle)を使い、出かけるときは手袋だけで我慢、というストイックなことをしてましたが、やっぱり携帯用カイロってあると便利! 靴下に張るタイプはこちらの寒いジメジメの冬にぴったりですね。 なんとamazon.co.ukでも売ってることが判明! 靴下に張るタイプはPak-Heat FOOT WARMERという名前で、 普通のポケットに入れたりするタイプはPak-Heat HAND WARMERという名前で販売されているようです。 これでもうちょっとお値段がお安くなればイギリスでも大ヒットすると思うのですが。 どうでしょう、メーカー・販売元さん(笑)? 参加してます。 ポチっとお願いします。
by melocoton2
| 2011-02-28 21:01
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