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2010年 12月 05日
なんと師走ですよ~~~!!!!
12月になるとなんとなく気が焦るのは私だけでしょうか? さて、読み出すととまらなくなるという理由で長年推理小説から遠ざかっていた私ですが、今年はよく北欧の作家さんの犯罪小説、推理小説を読みました。 事の発端はStieg Larsson著のThe Girl with the Dragon Tattoo (Millennium Trilogy Book 1)だったんですが、最近次なるStieg Larssonという宣伝文句で話題になっていたノルウェー人作家、Jo Nesbø。 最新のペーパーバックを読んだらはまってしまって、結局英語に翻訳されている5冊を11月一ヶ月で一気に読んでしまいました。 この作家さん、小説家になる前にすでにジュニアのフットボール(サッカー)選手、ソングライター、ミュージシャン、金融のスペシャリスト(Den Norske Bankの株式部長だったこともあるらしい)といろんな分野で活躍していた人だそうで、その上こんなに面白い小説まで書いてしまうなんて!!!! ということでJo Nesbø祭のご紹介。 1.The Snowman by Jo Nesbø 刑事のHarry Holeはアルコール依存症で一匹狼として知られているが、殺人事件の捜査では右に出るものはない。 特に連続殺人事件を捜査した経験があるのはオスロ警視庁ではHarryのみ。 オスロで既婚で子持ちの女性が連続で殺される。 殺人現場で雪だるまが見つかった以外は女性同士に関連性が見つからない。 HarryはBergenから転籍してきた新しい女性のパートナーとともに捜査に乗り出すのだが… もうね、最後の最後まで誰が犯人かわからないし、このHarry Holeというキャラクター、最高なんですよー。 やめられない止まらない状態に! 2.The Redbreast by Jo Nesbø この作品が英訳されている中では一番古い作品。 オスロで起こる殺人事件と、第二次世界大戦中のナチス占領下でナチス軍に志願したノルウェー人の若者たちの様子が複雑に絡み合う物語。 戦後半世紀経つ今、犯人は何を理由に殺人に走っているのか? 殺人事件の謎解きのほかにも、Harryの捜査パートナーEllenとの友情、オスロにはびこる拳銃の密輸リングのなぞ、など面白い要素が満載。 読み始めは戦時中の話の主旨がわからず、ちょっと戸惑いましたが、読み終わった時の満足感はかなり高かったです。 3. Nemesis by Jo Nesbø ガールフレンドと彼女の息子が親権をめぐる裁判でモスクワに出かけている間にHarryは昔のガールフレンドと食事をする約束をする。 アルコール依存症のHarryは次の日、まったく記憶を喪失して目覚めるのだが、その後、その昔の彼女が死体で発見される。 検死の結果、自殺と断定されるがHarryは信じられず、一人で内密に捜査に乗り出すのだが… Harry Holesシリーズの5冊の中で一番面白かったかも? 4. The Devil's Star by Jo Nesbø 真夏のオスロで女性が次々と殺される。 死体のいくつかにはピンクの星型のダイアモンドが隠されていた。 Harryは友達であり、良き仕事のパートナーと慕っていたEllenを殺したのは実は刑事の一人、Tom Waalerではないかと疑っているのだが、あいにくTomとHarryはこの一連の殺人事件で一緒に捜査することを命じられる。 ライバル同士の関係の描写やあっといわせる殺人犯の正体。 これも面白い作品です。 5.The Redeemer by Jo Nesbø この作品、実は5冊の中で一番読み終わるのに時間がかかってしまったのです。 クリスマス近くのオスロで広場で音楽の演奏をしていた救世軍のメンバーの一人が何者かに銃殺される。 信仰深く、社会福祉に力を入れていた被害者が人に恨みを買っていたとは思えない。 殺人の動機は?? The Redbreastと同じく、この作品は時代と場所をオスロと1990年代のクロアチア紛争中のクロアチアと行ったり来たりの構成で、ちょっと最初のほうは何が起こっているのかわからなくなりそうで^^;。 結末も、ちょっと納得できなかったので、うーん。 ちなみに、作品の出版された順番に読みたい方は、 2-5の順番で最後に1を読んでください。 一冊ずつの完成度が高いので順番に読む必要は無いですが、順番に読んだほうがより楽しめると思います。 Jo Nesbøお勧めです! Kindle 3G Wireless ゲットまであと21日♪ 参加してます。 ポチっとお願いします。
by melocoton2
| 2010-12-05 05:49
| Books
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